2009年12月24日木曜日

安らかに

自分は中学の頃から沖縄民謡が好きで、
あの頃と云えば、まだ本土にはあまり紹介されてなかった。
沖縄Rockが全盛期で、紫やコンディション・グリーン
民謡とRockを融合させた喜納昌吉&チャンプルーズが有名だった。
高校の時は天神へ「紫」のコンサートに行ったり、
チャンプルーズを聴いたりしていて、次第に沖縄民謡の虜になっていった。

大学の時から沖縄出身者と縁が出来て、情報も増え出し、
東京のに暮らしていたころ、喜納昌吉さんと偶然会ったり、
それ以来、度々沖縄に行っては喜納さんの店等に行ったり、
イベントを手伝ったりしていた。
そこで沖縄民謡会の大御所で昌吉さんの父である、喜納昌永先生と
何度かお会いすることができた。
小さな身体から絞り出す様な、年期の入った声は、とても喉が悪いとは思えなかった。
お人柄も大変素晴らしい方で、いっぺんに好きになった。
何時も何処にでも、ご夫婦仲良く御一緒で、羨ましいほど仲のよい夫婦だと思った。
いつか三線が欲しくて世話をして貰ったこともあった。

88歳の米寿の祝いをしたとの話も何処かで聞いていたが、
今日の未明に亡くなったと近い人から電話を頂いた。
短い時間だったけど、自分の様な男にも優しい心使いをしてくれた偉大な人、
喜納昌永先生、安らかに

<合掌>

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