2013年1月24日木曜日

歩きに役立つ長崎街道の本


 地図をいろいろと捜してみました。
「伊能図で甦る古の夢 長崎街道」河島悦子著 
が実際の歩くのに役に立つ書だという事が解りました。

ネットに載っていたサイトに問い合わせてみたところ、光栄にも著者の河島さんからお電話を頂きました。もうすでに在庫は無いとのことです。
1997年に初版が出され、1999年に写真やイラストマップを増やした改訂版が出ていますが、改訂版から14年も経っているので覚悟はしていました。

それで早々に古書関係から取り寄せて購入しました。
中身を見ると、歩く人が一番知りたい迷いやすい場所も細やかな事まで書かれています。これは自分の足で歩いて書かれたものだなという印象を受けました。素晴らしい本です。ゼンリンの地図も解りやすく安心です。最初からこの書を持って歩いたら良かったと後悔しました。

旧街道もまだ6割残っていると書かれてますが、年々区画整理や災害などで道が無くなったりしているようです。それをまた歩いて調べ直し、改訂版を出すという事は体力的にも年齢的にもきついと仰っておられたので、再版はないのかと思われます。これから長崎街道を歩こうという人には少し残念な事ですが、それは若い研究者の方の活動に期待したいところです。私も時間があればGoogle Mapなどに記せないかと考えてます。取り急ぎ必要な場合は、街道沿いの図書館などに、寄書されているそうなので、それを利用されてはと思います。古書も値は上がってますが、まだ多少はあるようです。

河島さんは、私がこれから歩く佐賀の長崎街道のアドバイスもして下さりました。
佐賀の街道は古い道がけっこう残っているので勘で歩ける。
初心者には最初に佐賀を歩いて、古い町並みや街道の感じをつかんで、勘を養ってから他の道を歩くように薦めている。と仰っていました。

あまり焦る事なく、街道を楽しみながら、ゆっくり歩こうかと思いました。

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