2013年4月4日木曜日

休日歩く長崎街道12

2013年3月31日(日曜日)直方〜木屋瀬宿〜黒崎

直方市は炭坑で栄えた街で、名前もよく聞くし大きな街だが、歩くのは初めて。
市内の様子もわからない。まずは駐車場捜しから始めた。
たまたま遠賀川に掛かる橋を通っていたら河川敷に駐車場を発見。
聞いてみたら午後7:30までは停めて良いとの事。
ありがたく車を停めさせてもらった。
管理人の方も話をしたが、とても良い人で、幸先のいい出発となった。
ここから駅へも近い。


出発は多賀神社
最初に恒例となった地元神社でも安全祈願をする。
9:30に出発

ふるまち商店街はまだ開店前で人もまばら。

遠賀川の橋を渡り、川沿いを北上するような感じに道は進む。
筑豊電鉄「感田駅」(がんだ)の側の阿高神社に
「長崎街道 開通400年」の看板が。

少し先で15人くらいで長崎街道を歩いておられる方々とすれ違う。
代表の方と思われる方は2回目の街道歩きとの事だった。

遠賀川に沿って北上するも、堤防の道は車が多くて危ない。
脇に降りて歩いたら花や川の景色が気持ち良かった。
昔の風景を想像し重ね合わせる。

福岡生コンの所から入る道があり、そこは
木屋瀬宿の西の入口。(実際には南方角)
追分道標と石の構口の跡が残っている。
昔の追分石は郷土資料館にあった。

白壁の町並みが多く残っていた。
木屋瀬宿(こやのせ)

そのうちの一軒旧高崎家に入ってみた。
1835年(天保6年)の建造らしい。
壁の無い珍しい作りになっている。
船天井という粋な作りの天井。
川風が良く通りそうな二階の部屋。

金具で雨戸がコーナーを外れないで回れる仕組み


こちらのコーナーにも雨戸を移せる仕組みです

「みちの郷土資料館」
長崎街道の資料が充実しています。
係の人に頼めば説明をしてくれました。
入館料は200円でした。

八幡西区に入ると、道路にこの案内のプレートが埋め込まれていています。


小屋瀬宿からけっこう歩きますが石坂の急坂です。
昔は天然の巨石の坂でしたが、今は階段になってます。
ツルツルしてよく滑る急坂だったそうです。

石坂を登った所に建っているのが「立場茶屋銀杏屋」です

こちらでも説明をしてくれました。
元々は農家なのですが、石坂を登った後に殿様が立寄れる特別な家です。
殿様の為の部屋の天井裏は、防犯で重厚は赤土で盛ってあります。
厠も殿様専用になってます。
松の梁とかも見応えありました。

庭の銀杏は一度火災にあって焼け、
4本の蘖ひこばえ)が伸びたものだそうです。


後は黒崎へ向かって歩くのみ!

古街道碑

黒崎の街も近づいてきて、街並も都会になってきたが、
昔の街道がそのまま残っている松の並木、
「曲がり里の松並木」が最後にありました。

ここも昔の風景が想像できて、歩いてるだけでも心地が良い場所です。

16:00に黒崎駅に到着。
帰りは筑豊電鉄に乗って直方へ
初めて乗る鉄道です。


事前に何も調べずに歩いてますが、木屋瀬宿はこれまでの街道の中でも建造物や施設などが良く整備されていて驚きました。時間がある時にもう一度行ってみようと思いました。係の方達の熱意も伝わってきて好感が持てました。
長崎街道は最後まで飽きさせないです!
いよいよ後は小倉まで歩くのみとなりました。

直方多賀神社9:30〜木屋瀬宿11:15<見学>12:30〜
14:00銀杏屋14:20〜15:30曲里の松並木〜16:00黒崎駅

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